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民主主義で行こう! 私ひるますの政治と民主主義についての考えは、 マンガ『民主主義で行こう!』 としてまとめてあります。ぜひご覧下さい。

■政治って何なんだぁ〜?!(01.4.3)

 マンガ『オムレット』キャラクターによる架空対話で構成しています。
 キャラクターについての説明は、こちらのページあります。

獏迦瀬: これまでもイロイロと政治の話なんてしてまいりましたが、そもそもなんで政治なんてぇものに関心を持たなくちゃならないんでしょうか…。
伊丹堂: 持たなきゃならんって、お前さんは関心あるんじゃろ。
獏迦瀬: まぁそうんなんですが、改めてなんで政治なんかに関心あるの〜などと言われるとちょっと困っちゃいますよね。なんて答えたらいいもんかな、と。
伊丹堂: そんなことを考えてるよ〜じゃ、キミの「政治的関心」なんてものもたかが知れてるの。ようするに理由がハッキリしないってことは、単なる趣味ってことじゃろ。オヤジ週刊誌なんかで、芸能ゴシップと同じレベルで政治ゴシップが扱われたりするが、それと同じレベルじゃ。
獏迦瀬: すいまそん。
伊丹堂: がはは、まぁよろしい。キミがそういう単なるゴシップ好きで政治に興味もってるわけではない、ということはよく分かっとる。それがなにより証拠には、キミはきちんと選挙行っとるよ〜じゃからの(笑)。
獏迦瀬: ボクだっていちお〜日本の将来のことを考えて行動しているのデス。
伊丹堂: そりゃ結構じゃの。ど〜せなら、人類や地球ぜんたいの将来のためってくらいは言ってほしいとこじゃがの。
獏迦瀬: もちろん究極的には、そ〜ですよ。でもそんなこと言っても夢想家と言われるだけですからね…。っていうか「なんでアンタがそんなこと考えなきゃいけないの?」って言われることが多いですよね。
伊丹堂: 逆にそ〜いう人には「じゃあなんでアンタは関心なくていいのか?」と聞きたい(笑)。はっきり言って政治に関心を持つということは、この社会に生きる者としての前提であって、選択や好みの問題ではないんじゃよ。
獏迦瀬: うわっ…それはまた伊丹堂さんにしてはめずらしく理想論じみてますね…。
伊丹堂: がはは、まぁいちおう「原理的に」ものを言ってみた。こういう話では、原理的な問題をキチンと押さえた上で、現状に関してモノを言う必要があるからの。
獏迦瀬: つまり、その関心を持つことが前提であって好みの問題ではないというのは、あくまで「原理的に」ということなわけですね。
伊丹堂: そう、民主主義社会じゃからな。つまり、主権在民ってことじゃろ。国民一人ひとりが政治的な権力を持つ、ひるがえって言えば、ウラハラに政治の在り方に対して責任を引き受けるってことじゃ。それが社会に参加する、社会からなんらかの恩恵を受けるってことと引き替えに負わされる義務だってこっちゃな。
獏迦瀬: でも「主権在民」ってのが、クセものですよね。民はいっぱいいるんだから、自分ひとりだけど〜こう思ってもしょうがない、みたいなあきらめ感というか無力感があると思いますが。
伊丹堂: それがヤツらの思うツボなんじゃが…まあいい。ところで「自分ひとりがど〜こう思っても」って言うが、主権の権力ってのは、自分の好き勝手を実現できるってことなのかね?
獏迦瀬: まさかそんなことは…。主権の権力なんていうから、ヘンに聞こえるんじゃないですか? 主権の「権」って国民の「権利」って意味じゃないんですか?「選挙権」とか。
伊丹堂: 馬鹿者!とんでもない勘違いじゃな。主権在民とは、国家の権力の根元は国民にある、ってこと。それ以外の意味はない。
獏迦瀬: ひえ…そうでしたか。でもその場合の「権力」っていうのは、当然好き勝手することじゃないワケですよね…。
伊丹堂: 権力という概念に対する誤解もはびこりまくっとるからな。
獏迦瀬: はぁ…そうすると、権力ってのは、なんなんでしょう。
伊丹堂: 簡単に言えば「社会そのものに対して、(それをイイ方向に持っていくために)介入する力」ってことじゃな。ワシらは通常、商売人とかサラリーマンとか主婦とか子どもとして、「社会の中で」その目先のことに関してのみ配慮しつつ行動しておるわけじゃよな? みんながそれぞれ目先のコトをやっていながら、全体としての社会はそれなりにウマく作動している。それは社会が一種の「システム」だからなんじゃが、そういう「自然の」流れにまかせてだけいたら、必ず破綻というものが来る。それでは元も子もないってんで、そういうそれぞれの目先のコトから離れて、ある意味で超越した位置・視点から「社会そのもの」をどうこう動かしていこうという発想が生じる。これが一般的に言って「政治」なんじゃね。
獏迦瀬: その「政治」を実行する力が権力ってことですか…?
伊丹堂: そう、その権力の根元が、王家・貴族といったカリスマ的威厳から、武士・豪族といった武力の威厳に移行し、結局は国民・市民といったある種の「人格」に対する威厳に移行したのが、現代ってことじゃ。
獏迦瀬: まぁ移行したというか、世界史的には戦いの末に「獲得」してきたってことですよね。民主主義を勝ち取ってきたというか。
伊丹堂: そう、ただし日本以外の国ではな(笑)。いずれにしても、それは「国民」が「王様」や「武士」に対して、自分だって好き勝手したいって意味で奪取してきたのではなくて、けっきょくは「あんたらにまかせておけないから、こっちでやりますよ」ってことなワケよ。こっちでやる、ってのは、よ〜するに「目先のコトを離れて、超越した観点から、キチンと全体のことを考えますよ」ってコトじゃろ。っていうか、そういうコトでなくてはならんハズじゃ。
獏迦瀬: いわゆる「公共的な考え方」を持って、それを実行するってことですか…。武士や王様もそれなりに「公共的」だったというわけですね。「公儀」なんて言いますもんね。
伊丹堂: その時代に応じた「公共性の精神」のあり様があるわけじゃ。
獏迦瀬: 「政治的決着を図る」とか「権力者」とか、政治とか権力というコトバには、なんか悪いイメージがつきまとってますが、公共的という意味での政治とか権力なら確かに魅力があると思います。
伊丹堂: そうじゃろ。ただし、言っておかなくてはならんのは、ようするにいくら自分たちが公的な考えでやったと言い張っても、結果として失敗するということもあるし、間違うこと、つまりそもそもそれが単なるひとりよがりの考えでしかないというバアイもある。「権力」を手にするということは、その権力の行使に対する責任を負うということでもある。じゃからこそ、今、権力を手にした国民は政治に関心を持ち、全体のことについての知識を持ち、それについて議論する、という「義務」があるのじゃ。
獏迦瀬: なるほど、そこまで言うとたしかにタイヘンな気が…(笑)。
伊丹堂: まぁいつも言っとるように、国民は「そこそこに」それが出来れば十分なんじゃ。全員が政治の専門家になる必要はないし、そんなことしたら社会の動きが止まってしまう(笑)。そのために代議制ってものがあり、選挙があるわけじゃ。国民は、そこそこに政治に関心を持ち、そこそこに全体のことについての知識をもって、そこそこに公共的な問題に対して議論が出来ること、それがダイジなんじゃ。
獏迦瀬: 逆に言えば、今のバアイ、「そこそこ」まで行ってないと、それが問題だと言うわけですね。
伊丹堂: あれだけ無能力をさらけだした首相が選挙では受かってくるというのが、その証拠じゃな(笑)。
獏迦瀬: そこなんですよね、原理的には理解できても、そ〜いう現実を観るとどうしてもちょっと関心をもったくらいじゃ何も変わらないんじゃないかという無力感が襲ってきます。
伊丹堂: じゃが総選挙で都市部では自民党が惨敗したというのや、無党派知事が次々登場したってのも、ひとつの現実じゃからな。実際もんだいとして、そういう無力感や無関心の何が問題か、というと、そのように無関心でいることが、単にニュートラルの状態ではなくて、特定の勢力に結果的に荷担してしまうことになるってことじゃろ。
獏迦瀬: ああ、棄権は有力候補への投票と同じってヤツですね…。
伊丹堂: この辺はひるますの民主主義マンガでも触れてるからそっちを見てもらいたいが、ようするに民主主義という制度は、原理的には今いった意味での「公共的な考え」の追求なんじゃが、それを私利私欲の実現のために利用する人々もいるし、それが世間的には許容されてしまってるってこっちゃ。
獏迦瀬: つまり政治に無関心でいることは、そういう私利私欲で国を食い物にしている人たちをサポートすることになっているってことですよね。
伊丹堂: まぁ、今の時点で、政治に関心をもとう!という時の最大のモチーフはそこにあるってコトになってしまうじゃろうな。ようするにぼったくられて平気なんですか?ってレベルじゃな。みみっちいようじゃが、それもしょうがなかろう。しかしまぁこれをキッカケにして政治というものが、公共的なものを追求する一人ひとりの運動なんだってことが、だんだんと身にしみていけば、それでいいんじゃないかの。
獏迦瀬: そのためにこの 「気になる政治」 という運動もお役に立てればいいというコトですね。…あ、宣伝になりますが、ホームページをお持ちの方は、ぜひこのキャンペーンに参加していただければ幸いとのことです。よろしくお願いしま〜す。
伊丹堂: ちゅーこっちゃ。



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