私のこころは蕎麦処

私のこころは蕎麦処。
噛めば、その実の香り立つ。
呑めば、憩いの昼下がり。

おいしい蕎麦屋を知ってる方はゼヒ教えてください!投稿も大歓迎です!


蕎の蔵(銀座)

ここも久々の更新ですが、仕事場を銀座に変えて1年あまり。貧乏くらしのため、新たな店を開拓する余裕もなかったのですが、貧乏な私も通えるお店がここ。
銀座四丁目交差点から昭和通り方向へ少し歩いたところの地下にあるこのお店。いちおう蕎麦屋であり居酒屋なのですが、蕎麦がやすくてうまい。特に夜の居酒屋モードのときに、蕎麦だけ食べにいくと、めちゃくちゃ安くつきます。なんと言っても一枚380円。田舎風の太いのと細いのが選べるのですが、ここは迷うことなく田舎風。出雲蕎麦系統の歯ごたえある蕎麦がうまいのです。
金がないのでここでは蕎麦しか食べたことないのですが、焼き魚を中心にした炉端焼き風のキッチンがあって、ほっけなんか実にうまそう。いずれ、ここは「居酒屋」として訪れたいものです…。
(03.1.12)


ちょっとたまにはうどん話・浅見茶屋

ちょっと掲示板にうどんの話を書いたので、ついでに転載・加筆しときます。

ここ蕎麦どころというタイトルにしちゃったんで書いてなかったんだけど、もちろん私はうどんも好き。ついでに言えばパスタ・ラーメン・冷麺・ビーフン、すべての麺が好きなのだ。まぁそんなことはどうでもいいけど、うどんの話でした。

西武線は吾野近辺にある「浅見茶屋」、ここのうどんが最高!

ハイキングコースの根の権現というところから降りてくるとすぐなのですが、なにげに登山・ハイキングコースの茶屋とあなどっていたら、ものスゴい店なのでした。

なんと注文を受けてからうどんをこねだすのです。注文してから、厨房の方でガタガタと音がするので、なんだろと思ってみたら、茶屋の奥さん(超美人!)が、ぐいぐいと足でうどんを踏んでるじゃあ〜りませんか!すごい…たった2食注文しただけなのに…。

それから生地をのばし、切りたて茹でたてで、出してくれるわけですが、つめたい水でギュっとしまったうどんをどんぶりに盛り、そこにしょうゆダレみたいなつゆがサラッとかけてあるだけという極めてシンプルな冷やしうどんなのです。味はもういうまでもありませんね。ハイキングの疲れが一気に吹き飛ぶ感じよ。

しかもこの日のハイキングはかなり遅く出発したので、すでに日はとっぷりと暮れて真っ暗。この茶屋から駅までは歩いて1時間はかかろうというのですが、なんとなんと駅までここの奥さんが車で送ってくれるというじゃ〜ありませんか。自動車送迎のおまけまでついて…。感謝感謝でありました。山歩きファンはぜひ行ってみてくだされ〜!(01.7.3)


と〜だいもと暗しっす!長命寺そば

あ゛〜疲れた、と、本体ひるますHPで御紹介してました藤代京子さんの個展の搬出(あと片づけ)を手伝って、仲間たち数名で帰りに立ち寄ったのが、家の近所の「長命寺そば」。

あまりに近所なので行く気にもなれず、ずっと以前に行った記憶がかすかにあるのだが…、そうそうここ、長命寺という寺のすぐ隣で、よ〜するに葬式に来た人が帰りに食べるって感じの店なのよ。

しかしたまたま、もう店探す気力もないぜと疲れまくってたので、なにげに入ったわけだけど、その疲れの癒されること癒されること。

更科系の白くてシコシコ麺だが、なんともキレがよくて、鎌倉そばの食感に近いな〜。つまり絶品です。ボクはダイエットもあって一番やすい「せいろ」にしたのだが、量もちょうど多すぎず少なすぎず、ちょうど満ち足りた感じ〜で感動しましたえ。

西武線の石神井公園駅北口、または練馬高野台駅をおりて10分くらいのとこです。駅で聞けばすぐ教えてくれると思うよ〜。(01.5.13)


改題について(00.1.26)

「蕎麦を生きる」ってタイトルだったこのページを「私のこころは蕎麦処」に変えてみました。ナカナカ冴えてる?

この経緯については、すでに「ヘッドライン26号」に書いてますので、そちらをご覧さい。


田舎蕎麦は「おかず」 投稿:さかいひろゆき(99.9.13)

山形あたりで蕎麦屋にはいると どこでも「おかず」(或いはその名残のようなもの)が付いてくるんですが知っていますか?

おかずと云えば主食があるわけで ご想像の通り 蕎麦が主食。

江戸元禄の二八蕎麦にみられる様にちょっと小腹のすいたときのファーストフード的な蕎麦と違って貧しい(農業的に)土地では蕎麦は文字通り主食に近いものだったわけで「おかず」が付くというわけだと理解していますが‥

にしんの炊いたものや 各種のおつけものが主ですが、田舎に入れば入るほど いわゆる僕たちの感覚で云うおかずの様相を強めはじめてくるようで蕎麦屋の営業形態も蕎麦自体は食えるだけ食えみたいな感じになってくるような気がします。

もちろん 挽きぐるみの幅の広い噛みしめるような「田舎蕎麦」ですよ。

「田舎蕎麦」の定義は更科とは対照的に挽きぐるみの蕎麦であるとともに 僕のなかでは今ではこんな内容のものになっています‥

「わんこそば」の由来も 大きな集落でのそれに近いものですよね。

なるほど。早く山形へ行きたくなりました!(ひるます)


(旧タイトル)「蕎麦を生きる」のテーマ(99.9.9)

小椋桂が歌う「挑みの足跡」(TBS系日曜午前11時放送「道浪漫」のエンディングテーマ)の替え歌です。

のれんくぐれば 果てしなく深い世界
はじめての店に なつかしさ

どんな蕎麦も そのはじめは はかない蕎麦の実
それを挽き 打ち 茹でる
名もなき職人(オヤジ)たちの
挑みの 技(て)のあと

注:もと歌がうろ覚えなので、何フレーズか抜けてます。
  「技」と書いて「て」と読ませるあたりが秀逸です(自画自賛)。ご堪能ください。


「藤盛」は何処?(99.9.3)

中央線沿線におすまいのさかいさんから、おいしい蕎麦屋についてたれ込みをいただきました。
西荻窪駅の北口にあった「藤盛」という屋号の蕎麦屋で、10年くらい前?に移転したのか廃業したのかは不明だけど、なくなっちゃったそうです。「西武線沿線」に移転したとという噂もあるけど、まだ見つからないとか。
そこの蕎麦は「洗練された江戸の蕎麦」で、非常に完成度が高かったそうです。

う〜ん、藤盛! 屋号からしてウマそうじゃーありませんか。ワシもひどく気になったので、常套手段のインフォシークならびにインフォナビゲーターでチェックしてみました。すると、あったあった、というか、その「藤盛」かどーかは分からないけど、柴田書店「そばうどん」というムック本!(あるんだ…こんなの)のバックナンバーに「時代を担うそば店の若きあるじたち」(わぉ!)という特集があって、そこで取り上げられてる店に「藤盛/ 藤森茂」とある。この「藤森茂」というのが(すんません敬称略です)店のオヤジらしい。でもムックは88年のもので、すでに品切れということ。もしこれがその「藤盛」だとしても移転前(西荻)ってことか。てわけで、その後の「藤盛」をご存じの方は、ぜひご一報下さい!

PS それにしても、この「そばうどん」ってムック、メチャクチャ面白そう…。見出し見てるだけでワクワクしてしまうから、ぜひHPのインデックスだけでもご覧あれ!


東池袋の「一栄」(99.8.26)

出雲そばをご存じでしょうか。太切りで、かたい、いわゆる「田舎そば」なんだろうけど、単なる田舎そばではない、独特の洗練されたそばがコレ。出雲大社の近辺には御用達という店をはじめ、たくさんあるが、どこでも三色そばというのをやってる。小鉢につゆをかけたそばと具が入っていて、それが三段重ねになってるのだが、具は店によって違うらしい。とろろ、紅葉おろし、ウズラの卵、なんていう組み合わせだった気もする(あまり記憶にない)。 この出雲そばを、ふと思い出したのは、東池袋の「一栄」というそばやで、その名も「田舎そば」というのを食べたら、まさにこの田舎そばにして洗練…というそばだったからだ。この店はいまのところ、池袋では私のベスト。店主が、どーもホンモノの「そば狂い」らしく、さまざまな打ち方のそばを出してくれる。この店で「三色そば」というのは、普通の打ち方のそば・田舎そば・「しらゆき」という白っぽいそばの3種類を盛ったもの。四時には店をしめてしまうので、早めにいこう。

この店の「田舎そば」は、つゆを別の器でだして、そばは、ざるに乗せてくるという普通のスタイルをとっている。しかし、この普通のざるそばスタイルだと、田舎そばって、つゆがあまり麺にからまなくて、ちょっと味的には、物足りない感じなのだ。それに気づいて、かの「出雲そば」が、どの店でも、つゆをかけて出されるという理由が、あらためてわかった。つゆを、よくからませるためなのね。ちょっと考えれば当たり前だが、こーやって違うカタチで出されてみてはじめて分かったことだった。というわけで、田舎そばをざるそばスタイルで食べる場合は、少量ずつどっぷりとつゆにつけて食べよう。これって全然「粋」じゃない食い方だけど、田舎そばなんだからこれで、いいのだ。

これはもともと「出雲そば」というタイトルの文章でしたが、上に投稿して下さったさかいさんの田舎そばについての考えに共感して、ナカミを書き換えたものです。


わんこそば(99.8.20)

わんこそば…。岩手出身の私も、これについてはあまり多くを語りたくない。ようするにパフォーマンスと割り切ろう。ところが私の行った花巻の「やぶや」というところでは、そのパフォーマンスもなってないのだった。なんかバイトの女の子がダラダラとそばをつぎ足していて、ぜんぜんスピード感がない。常に器がカラのままあいてて、つぎ足しを待ってるってかんじで、こっちもダラけてしまうのだ。盛岡あたりの店では、かけ声も小気味よく、客を盛り上げてくれるそうである。猛省をうながしたい。


鎌倉そば(99.8.20)

鎌倉そばとは、私の考えでは究極の高級系そば。普通のそばが「かまぼこ」なら、鎌倉そばは「フカヒレ」である。ただし、フカヒレよりかまぼこが好きだよ、ということは十分あるわけだから、どっちが美味しいか?ということと、これはあまり関係ない。ジャンルが違う、ということなのである。

鎌倉で鎌倉そばが食える店は、小町どおりをちょいと外れたとこにある。ちょっと入りにくいけど、最高!


以釘庵(97.6.24)

これは「オンラインひるます」第12号に掲載したものの再録。

岩手でうまい蕎麦屋を見つけたので、お知らせしておく。岩手といっても、私の行動半径はせまく、北上市を中心にした領域なのだ。この町は、多くの人にはあまり用もない土地であるが、8月上旬(たぶん7日〜10日にかけて)に、郷土芸能祭というものがあるし、温泉やスキー場へのアクセスには便利なので、ぜひ立ち寄っていただきたい。

で、その蕎麦屋だが「以釘庵(いていあん)」といって、市内の「県立北上病院」の入口付近にあるので、駅でタクシーの運転手に言っていただければすぐだ。歩いても15分もかからないだろう。

かんじんの蕎麦だが、さらしな系の白っぽい蕎麦で、しゃきっとした活きのよいコシがある。私もバイクツーリングによって、各地の有名蕎麦は食べまくっているのだが、ここまで「活き」のいい蕎麦は初めて食べた。

むかし、マンガ「ワイルド7」を読んでいたら、飛葉ちゃん(おなつかしや・・)が、スパゲティの講釈をするシーンがあって、「スパゲティは一本つまんで、床に落としてみたら、それがはねかえって、テーブルにもどってくるぐらい」活きがよくなくっちゃいけないと言っていたのだが、ここの蕎麦はまさにそんな感じだった。つまり硬すぎても柔らかすぎても論外で、その上に何か内側からはじけ出てくるような「しなる力」がなくっちゃいけないのだが、それがここの蕎麦にはある。

つゆは、東北人向けなのだろう、かなり「しつこい」感じではある。にぼし・いりこ系の「こく」があるだしに、かなり甘みが強い味がからまっている。私には絶品だ。この店が変わっているのは、このつゆに(もり・ざるの場合でも)わさびを入れるのではなく「紅葉おろし様のもの」を入れるというところだ。「様のもの」というのは、大根おろしに一味唐辛子をまぜたあと、水分をしぼりだし、ちょうど「わさび」状のかたさにしてあるからだ。これが、甘めのつゆと交わってまた「うまさ」を引き立てるわけだ。さらに入れれば辛い物好きには応えられないだろう。

というわけで、ぜひこの東北・北上の至宝をご賞味いただきたい。


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