ひるますのどうぶつ実験

愛犬シトをはじめ、身のまわりの生き物を使った「残酷」な実験レポート


オズワルド実験(98.6.12)

犬はどれくらい人間の言語を理解しているのか?
といっても言葉の意味ではなくて、言葉の「音節」というか音の聞き分けの問題。というわけで、さっそく実験してみた。
オズワルド!
ときつく言うと、すぐうちのシトは「お座り」をした。「OSUWARI」と「OZUWARUDO」、たしかに似ている。犬には「お・わ」の3音くらいが聞き分けられているのだろうか。
ちなみに「伏せ!」のかわりには「ホセ!」でもよく、実は「っせ!」だけでもいい。
「よし!」は「星!」でもよく、「(ひっそり声で)シっ」でもいい。
犬のいる方は他の言葉を考えてぜひ実験してみていただきたい。

[追記]…しかし実験に失敗はつきもの。事の顛末はこちらをごらんください。(99.1.27)


犬と「うつわ」概念(98.5.11)

驚くべきことに、犬には「皿」というか「容器」というか「入れ物」、よーするに「うつわ」の概念がある。

うちの犬はキビしく育てるつもりだったのだが、どんどんルールはくずれ、今や人がメシを食うときに犬がそばにいて、おこぼれにあずかる、という犬教育界では決してやってはならぬとされていることをやっている。
で、そのときはポテトサラダを食っていたのだった。ポテトサラダの下にレタスがしいてあったので、はじめはそのレタスの方から犬にちびちびとやりだしたのだが、そろそろポテトもやるか・・と思い、なにげなくポテトをレタスのきれはしの上にのせてやったのだ。すると、犬はレタスの上のポテトだけを食べてレタスを残しているではないか!、食べ残しやがってと思い、さらにレタスをぐいと鼻っさきに近づけると、こんどはそのレタスの表面のポテトのかすというかマヨネーズを、ぺろぺろとなめ始めたのである。
ここでワシは「もしや!」と思い(ここで思いつくところがさすがだ)、いったんそのなめられたレタスの葉を隠し、新しく「素(す)」のレタスのきれはしを与えてみたのだ。すると、犬はさっきまでと同様に、ぱくりとそのレタスを食ったのである。つまり、ポテトののったレタスは、レタスではなく「皿」だと「理解」したのに違いない。
ここからは私の想像なのだが、皿の概念がある、ということは、ある意味では「道具」の概念もあるということだ。しかし、犬界では道具が使用されたり発明された形跡はない。これは何でだろうか?と考えてみると、これまでは「脳が発達していないからだ」と言われてきた。それはそうだろう。しかし、実験結果、少なくとも犬の脳内に「道具」の観念はあるということがわかった。と、いうことは脳の問題というよりも、犬は手が不器用だから道具を使えないのだ(笑)。


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