広告解体屋・始末書


トステム

この前広告解体屋にサントリー響「お寒いことおへんか?」について書いたら、夏バージョンに差し替えてたので、胸をなでおろしたのもつかの間、なんじゃ、トステム!

どうしてウチは隅から隅まで暖かいの?

菊池桃子とダンナはセーターなんか着ちゃってるし、もう〜やめてくれい。これは夏バージョンの「どうしてウチは隅から隅までさわやかなの?」(答:桃子がいるから)と同時に放送していて、夏・冬合わせてみることで、夏は涼しく冬は暖かいと言いたいのだということはワカル。しかし、必ずこれは一緒に放送されるわけではなくて、ついさっきも冬バージョンだけ放送してたぞ。
暑苦しいったらありゃしない。夏冬両対応と言いたいなら、一本にまとめて言ってほしい。
細かすぎる、と人はいうかもしれない。しかしだ、この暑さ。冷房もない部屋で(いやあることはあるんよ…)高熱を発するパソコンに向かって仕事してるワシの身にもなっていただきたいもんであ〜る。(01.8.3)


キリンクラシックラガー

健さん、なにやってんの。
男は黙って…じゃなかったんか。
健さんも健さんだが、キリンはもっといかん。この広告解体屋、ながらくキリン批判を続けてますが、別になんの恨みもないっすよ。でも次から次へとキリンさんがかましてくれるからなぁ…。
このクラシックラガー、昭和の味を復活とかなんとか言ってるのだが、そこで健さんが出てきたら、それって昭和期のサッポロの味を再現してる(っていうかパクってる)ってことにならないか? (01.7.28) 思い立ったら吉日生活〜

うわっ…、ありがち〜なコピー。
ホンダの「フィット」という車のコピーね。
このマンボルンバ系のBGMとあいまって、なんとも凡庸な感じ。前にもこういうのあったような…という既視感に襲われまくっちゃいます。
このCMにはその古くささを補う工夫がちょっとあって、それが何かというならば、「フィット」という名前の語尾を下げないでフラットに発音してちょっと若者っぽくしてるってとこでしょうか。
それがなおさらにうざい感じよ。
(01.7.13)


幸〜せになれ、何度も言うさ♪

…なんか無責任な唄だなぁ。
ソンシコーポレーションっていう宝石のCMね。
葉月がでてるやつ。
いや、唄はど〜でもいいのだが、このソンシって何なんだ。
これだけ平然とやってるってことは、当然あのソンシとは関係ないんだろうなぁ。オーム社とかもそうだし(笑)
(01.7.13)


お寒いことおへんか?

寒いことあるわけね〜だろ!このうだるような暑さ。
サントリーの響。
そもそもこの女将の京都言葉、なんか板についてなくない?
それだけでもうっとおしかったのに、この夏になってもしつこくやるなっつ〜の。
まっボクはウイスキーなんて飲みませんから(笑)どうでもいいっすけど。
(01.7.13)


マイライン(その2)

しつこくもマイラインネタだけど、NTTコミュニケーションズ、風間守夫のCMにあぜん。
「各電話会社はそれぞれ値下げして、実はその差なんてほとんどないんです
それはないでしよ、風間さん、いやNTT。
それを言ったら、そもそも「差」なんて主観的というか、金持ち貧乏の違いで、その重さはぜんぜん違うわけだから、ど〜とでも言えるわな。
それにしても、よくこんな文句を考えつくよなぁ〜、詭弁もここに極まれりって感じぃ。あぜんというより感動すら覚えちゃいました…。
(01.3.31)


マイライン(その1)

迷うことなく○○…と言われても、にわかには信じがたい。
だって全社が他より安いって言ってるわけでしょ。
そんな中、袴田の出てるNTTコミュニケーションズのCMのシチュエーションが変。上司に寿司屋に誘われて高いネタを頼むと上司の顔が大魔神のごとく怒りの形相に変わるというアレ。
ここで「迷うことの多いアナタも…」というナレーションが入るのだが、この状況は、どう考えても「単に迷ってる」わけではない。上司の機嫌を損ねちゃいけないという状況にほぼ固まってるわけで、ほかの選択肢ってのがあまりリアリティない。バージョン違いのデブの人が出てる方は、上司の誘いをとるか奥さんの料理をとるかという選択でまよってるというのがちゃんと表現されてるが…。しかしこんなことをオレが指摘するまでもない単なる初歩的な問題なんじゃないだろーか。よく企画が通ったな…。

マイラインではKDDIが苦戦というのが、新聞に載ってたけど、シニカルにすぎる楽屋落ちCMばかり繰り返しているので、あまり同情できない。
いっそ今回はNTT系列のマイラインCMは禁止ってくらいのことをやってもよかったんじゃないのか?…ねぇ小泉さん。
(01.3.20)


山からサルが降りてきた…(99.9.17)

やー、やってくれましたねえ、日本テレコム。
長距離電話割引のCMで、山口智子の女将に、客が話しかけてるシーンで、この「サル」ってのが、例の麻布に現れたサルのことらしいんだけど、よーするに地方出身者に見立ててるわけね。で、山から来たサルが、さびしいから田舎に電話するときに、日本テレコムなら、安いよ〜、って話なんだけど、ついに客をサル扱いしてしまったわけです。オレも地方出身者なので、「オレ達はサルってことか!」と思ってしまいますが、もはや怒るというよりあきれ果ててしまいますねー。これも下のキリンビールに書いた原則、「人間、落ち目になると、自分がなにをしているか分からなくなる」が当てはまるでしょう。これで商売ができると思ってるんだから、あきれたものです。


藤岡弘のオートレース(99.7.4)

これは電車に乗ってる藤岡弘が「オートレース」の看板をみたとたんに、「血が騒いで」、仮面ライダーに変身してオートレース場へバイク(サイクロン号)をとばしていく、というものなのだが、仮面ライダーになる前フリとして、若いカップルが、「あの人、ほら…」「ああ、仮面ライダーやってた…」というセリフを言うシーンがあるのだ。
しかし、だ。この若者たちにとって藤岡弘と言ったら、仮面ライダーじゃなくて「せがた三四郎」でしょう。


広告解体屋・休業中(99.6.15)

せっかく下の記事で再開したのになかなか続かないのは、はっきり言っていい広告が多いので、あんまり文句がないからである。

さいきん好きなCMは、
缶コーヒーのCMで、「地獄で天国」ってやつ。「地獄大好き」っていうなまっちろい青年が、コーヒーブレイクが終わって地獄の沙汰を再開するってときの「うわ〜あ〜」といううめき声がなんともイイのだ。

木村佳乃のハワイシリーズ(JAL)。一番最初のネタ(このページの下)「ハワイ島で私は変わる」はキライだったが、今回の「ハワイ行こうよ〜」のおねだりシリーズはイイ。おねだりシリーズは前にもあって、その時は単におねだりして結局行くという「そのまんま」、で、やはり勝手に行け!とか思ったが、今回は小学生の女の子とのからみで、木村佳乃が小学生と同じレベルだというところがなんともはまっている(おねだりしてたら、となりで小学生も「パパ行こうよ〜」とおねだりしていて、いざハワイへ行ってみたら、木村佳乃と小学生がはち合わせして「やったね!」とVサインを出す、というやつである)。

あとCMではないが、超ブレイクしてしまった藤原紀香が、いまだに東武デパートのポスターに出ている。エライぞ。藤原紀香のCMベストは、まぁ今なら「ジェイ・フォン」シリーズだろうが、なんといっても三菱のトラックのCMだ。「デコトラ伝説」そのままにド演歌の世界を演じる藤原嬢(トラックで長距離運送のため旅立っていく男を、涙をこらえて見送る姿)。なかなか見れません。

と書いてるうちに、キライなCMを思い出した。ツーカーの写真が送れるというやつ。写真というより昔のコピーみたいなモノクロなん階調かのヒドイもので(いぜんゲームボーイでこういうレベルのデジカメ?が出たことがある)、もちろん製品自体がダメだとオレは思うけど、それ以上にこのCMはイカン。
観月ありさが自分の似顔絵を描いてもらって、それをデジカメ(みたいなの)で転送するシーンがあるのだが、あれって「似顔絵」だから、そこそこにキレイに送れるのであって(線画だからもともと2階調なのだ)、普通に顔をそのまま撮ったら、真っ黒になるか真っ白になるかしちゃうじゃない。つまりこのCMって明らかに顔写真もキレイに送れるかのように誘導してるわけで、はっきり言ってサギでしょう。どうせあんまり売れないとは思うけど(ちなみにオレは、なんとなく昔からこの手のハンパ製品を買ってしまうんだよな〜。まっ今は金がないから、大丈夫だけど)。


ビールのお客様も大切。発泡酒のお客様も大切。(99.4.15)

一年ぶりの更新である。と書いただけでは味気ないので文字色を変えておこう。
キリンビールである。落ち目になると自分がなにをしているのか分からなくなる、ということはよくあるのだが、この広告はそのいい例だ。自分でナニをいっているのか分かっていないのだ。たしかに文章がおかしいわけでもない。しかしこの「大切。」という体言止め?っていったいなんなのだ。社内に対するメッセージならわかる。しかし基本的にこれは客に対するメッセージなんだから、「大切。」という言い切りはおかしいのだ。ナニをエラそーに、って感じなのだ。「大切にしております。」だろう。
赤井さんが「お客さんやない、お客様や」という白木屋(居酒屋の)のCMがあったけど、ああいうふうに社内向けのメッセージに擬して(つまり演じて)内実を客に伝えるというのならわかるが、これってダイレクトにナレーションで「客」に対してアナウンスしているわけでしょ。しかもこの女のナレーションがどうも人をバカにしているように聞こえるのだ。そう思うのは私だけだろーが。
ちなみに私は、発泡酒は「ブロイ」派である。


嫌いな子にはしないよな(98.4.13)

知念里奈だ。プチという女子高生向けのビスケットのCMなのだが、女の子達が学生向けのカフェテリアっぽいところで、プチを食ってだべっているところに、オトコが割り込んできて、知念からプチ1枚とりあげ、ついでに知念の脳天をぐいと押しつけて去っていくのだ。すると、知念をとりかこんでいた女の子達が「怪しい」などとはやし立てるのだが、知念は「そんなことない」と否定しつつも、心の中で「嫌いな子にはしないよな」とつぷやきつつ、ほくそ笑むのだ。
アホか? このオトコの行為がセクハラだ、などと、私は言わない。しかし、このオトコ、あまりに(知性の)レベルが低すぎないか。そんなモンになれなれしく頭押しつけられ、プチ1枚とられて、喜んでる知念はもっと情けない。もう少しプライドをもってほしい。たしかに「嫌いな子にはしない」かもしれない、しかし、それって小学生レベルの愛情表現だろう。
まあそんなことはどうでもいいのだが、このCMってなんか、一言いわずにはいられない「違和感」みたいなものを感じるのだ。知念の妙に大人びたというか、「昔っぽい」顔立ちとこの幼稚なシチュエーションのギャップ、だろうか。このシチュエーションがあまりにも古典的少女マンガのラブコメそのまんまで、恥ずかしくて誰もやらないはずのことを、どーどうとやってる、というとこからくる「奇妙さ」なんだろうか(まるで「ループ」だな・・といってもよく分からないだろうが、鈴木光司の「ループ」についてはここ)。


うちの庭におばあちゃんが来た(98.2.28)

物置メーカーのCM。ようするに庭に物置に毛の生えたような部屋をつくって「おばあちゃん」を住ませようというCMなのだ。
犬じゃあるまいし、なんで「庭」なんだ。一緒に住めばいいじゃないかと思うのは事情を知らない者の勝手な言いぐさだろうか?
しかしこういうカタチで「一緒」に住むくらいなら、もっといろいろな選択があるんじゃないだろうか。庭に住まわせて「家族」とは別にしておくっていうのは、なんかかえって孤独感を与えちゃうようで、だったら「遠く」で暮らした方が、よっぽど精神衛生上いいのではないかと思うのだが、どーなのだ。
それは使う人の問題だからどーしようもないが、だからこそCMには使い勝手についての丁寧な解説や提案が必要なところだろう。このCMの「うちの庭におばあちゃんが来た」というコピーはあまりに脳天気だ。そのことをおまえらはどー考えておるのか、という反省がないのだ。


2台でイチキュッパ(98.2.26)

NTTのテレビ電話。イチキュッパというのは、テレビ電話だから当たり前だが、19万8千円のことなのである。なにげに聞き過ごしてしまいそーだが、19万8千円をイチキュッパなんていう人はいない。イチキュッパといったら普通、千980円、せいぜいが一万九千八百円のことだろう。19万8千円だったらふつうは二十万弱というのだ。ふざけるんじゃない。


私のロケットパンチ(98.2.17)

キューピーである。TVみてたら、興銀の「キューピー騒動(著作権侵害で訴えられた件)」で、キューピーマヨネーズの方も抗議を受けているというニュースをやってすぐ後に、この「キューピーハーフ」のCMが流れたので笑ってしまった。単にタイミングがよすぎるというだけではない。このCMは女の子二人が最後にプラモデルのキットみたいになって登場するのだが、そのシーンに意味もなくこのコピー「私のロケットパンチ」がナレーションで入るのだ。しかし、考えてみれば「ロケットパンチ」自体、マジンガーZ(永井豪)からの「パクリ」ではないか。つまり会社名にコピーまでパクリという醜態をさらしてしまったシーンなのであった。


多摩川競艇(98.2.15)

神奈川ローカルだ(ウチは神奈川ではないが、ケーブルで入ってくるのだ)。
女が3人でてきてそれぞれ
「ワンダフル!」「エキサイティング!」「スペクタクル!」と叫び、競艇の映像がかぶさるのだが、このCMがおわると、すぐにバージョン違いのCMが流れることになっていて、つまり二本で一組になっているのだが、
今度はこの3人の女たちのセリフが差し替えられて、
「多摩川で興奮!」「か〜んどう」ときて、「スペクタクル!」というのだ。何で「スペクタクル」は訳してないのだ? どーせならみんな日本語にすりゃいいのに。これを見るたびにこの中途半端さにイライラする。


コンパクトでタイトなワゴン(98.2.13)

草野仁がでてるワゴン車のCMだ。「若者に人気のクルマのカタチはこれだ」って感じで、シルエットができてきて、そのシルエットに「ぴったり」のクルマが紹介されるという趣向。しかし出てきたクルマは全然そのシルエットと違うのが笑える(右図)。「ぴったり〜!」って、目がどーかしてんじゃないのか。ちなみにこの「人気車」のシルエットは明らかにスズキのワゴンRだが、でてきたのは似ても似つかぬフロントノーズの飛び出した、背の低い「醜いクルマ」だ。これってサギではないんだろーか。ワゴンRのよーなクルマを作りたいけど、「ムーブ」みたいなモロ・パクリはできない(プライドが許さないから)。しかし、どーしてもこれは「ワゴンR」と同じよーなものであると思いこませたい、ということなのだろうか。


ハワイ島で私は変わる(98.2.9)

この山口智子を若くしたような女(木村佳乃)がどーも気に入らなかったのだが、これが決定的になった。だいたいこの女は、なんかふぬけた男と一緒に新婚旅行に行ってたはずなのである。機内で「たのしいね」などといって景品のビーチサンダルをはいたり、いちゃいちゃとキスをしていたりしていたのである。それがなんだろう、ハワイについたとたんに「私は変わる」となり、男は消え、この女ひとりでなんとなく傷心旅行じみたテーマソングが流れたりしているのだ。この「変わり様」がいかにも、女の側からの、自分が成長するために男を変えていくのさ、というのりの「変わり様」で、くさい。勝手に変わればぁ、とか思っちゃうのは私だけだろうか。


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